FX入門 基礎知識
若い年代の投資家にも人気で、海外情勢にも詳しくなると注目の高い外国為替証拠金取引(FX)。
オリックス証券の村上氏にその特長や仕組みについて伺いました。
外国為替証拠金取引(FX)を詳しく教えて!
外国為替証拠金取引(以下、FX)を簡単に言いますと、「ドル、ユーロや円など異なった通貨を交換する」取引のことです。
また、FX市場は証券取引所のように特定の取引所があるわけではなく、世界各国の銀行間を相対で取引されていますので、土日を除き基本的に24時間休むことなく取引が行われています。
取引の中心は東京、ロンドン、ニューヨークで、三大市場と呼ばれています。
FXと株式投資はどう違う?
株式投資では株式を購入する代金の全額が必要になりますが、FXなら、一定の保証金(証拠金と同意。最低必要額は各社異なる)をFX会社に担保として預けることで、保証金の数倍(10~20倍)の取引をすることができます(これをレバレッジと言います)。
また、通常の株式投資では株式を「買って売る」という単純な投資方法しかありませんが、FXでは買いからでも売りからでもどちらからスタートしてもOK。
ということは、円高になると見込めば円を買ってドルを売り、逆に円安になると見込むならドルを買って円を売ることができます。
つまりFXは、円高でも円安でも利益を狙えるということになります。
少額の保証金で数倍(10~20倍)の取引ができる点などは、株式投資の1つである「信用取引」によく似ています。
しかしFXでは、売買差益を追求する運用のほかに、スワップポイント(通貨間の金利差分)獲得による外貨預金的な運用もできる点などから、異なった側面を持っていると言えます。
では、同じく外貨を扱う外貨預金とFXとの違いは? といえば、外貨定期預金は満期まで資金を拘束されるため、絶好の相場変動があっても売買のタイミングを逃しがち。
また手数料も割高なので、せっかくの高金 利も取引コストにより相殺されてしまいます。
その点FXなら、リアルタイムで取引ができますし、損失を限定する逆指値や予約注文(IFD)など自動売買の 機能も充実していますから、損切りなども思いのまま。金利相当分のスワップポイントも外貨預金と比べて有利に設定されています。
そのうえ、手数料などの取引コストも外貨預金の数分の1と断然、割安ですから、積極的に取引に参加できます。
インターネットを媒介に24時間動いているFXは、携帯取引などを利用すれば時間と場所を選ばず、自分のペースで参加できます。
これらがFX取引の魅力であり、メリットであると言えるでしょう。
※スワップポイントは、金利の高い通貨買と金利の低い通貨売の場合に取得できますが、逆の取引の場合は支払となりますので、ご注意ください。
FXにはいろいろな悪いウワサも聞きますが・・・?
FXは、98年の外国為替証拠金取引法の改正により可能になったサービスですが、業者を取り締まる法律がなく、過去には一部で詐欺まがいの業者によるトラブルがあったのは事実です。
しかし、平成17年7月1日より施行された改正金融先物取引法により、顧客保護が徹底されるようになりました。
業者を選ぶポイントとしては、売値・買値など公正な価格をしっかりと提示しているか、保証金はしっかりと管理されているかなどを見るとよいでしょう。
取引についての知識や情報を持つことと同時に、安心できる業者を選ぶことが何よりも大切です。
※上記インタビューは、改正金融先物取引法施行前のものになります。
お話を伺った人:
オリックス証券株式会社
営業推進部課長
村上豊隆さん
